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蔵 (土蔵) 屋根替え工事 – 02

 

この写真は、工事に掛かる前の屋根状況。
大棟まわりの積み方も、その家々により個性を出そうという考えもあるように思えます。
今回やり直しに当っては、一般の平部・大棟も含め耐震仕様で葺き替える予定です。

 

瓦を降ろす順序は、大棟から。
鬼瓦に付いているオレンジ色の部品はこのお宅の「家紋」。
今ではこの地域でもあまり見られない憎い「裏技」です。

今家づくりに携わる方々はどのように思うでしょうか。
個人住宅でも、この様な「蔵」でも屋根の「棟の段数(高さ)」は建物全体のバランス感を
左右します。瓦屋さんとも工事が進むにつれ、お客さまの心持ちも考え、どの様に再現するか
楽しい悩みを抱えているところです。

 

その後、瓦材を降ろし次に続く「小屋組み」の解体へと進みます。
そうそう前回 蔵の築年数が100年と書きましたが、瓦自体は一度葺き替えてますね。

では次回も よろしこ! です。