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住まいのメンテナンス(どこに依頼しますか?)

数年前からお付合いをさせて頂いているHさま。
ご家庭はご夫婦ふたり住まいのお宅で屋根の軒先に掛かる「樋」を交換したいとの依頼でした。

時代をちょっと遡ります。
住まいをつくるには屋根まわりなどに金属が使われ、屋根樋や屋根の谷間の「谷」という部分には「銅製」の材料を使用することもあります。それが「豪華だねぇ!」という時代もありました。しかしその後の気候変化によりその耐久性が短くなっているのも事実です。
Hさまでは以前から症状があった様で、銅製の横樋に多く穴があき、したたる雫の音に悩まされていたようです。

さてさて、今回の作業は足場を必要としたので屋根まわりを確認に上がりました。
すると瓦頂上部の「棟」がこんな状況でした。(あ~ぁ!って感じ)


写真、立上りの(薄い緑)グレーの所は一般に「漆喰」を塗り白く見える部分ですが、ここ全面にシーリング材を施してあります。長い間には瓦も動きこのシーリング材も切れることもあるでしょう。しかしこの施工で雨が侵入した場合、抜け道が無かったり and どこへ伝わって行くか分からない状態でもあるわけです。Hさんに聞きました。「この仕事、一見の営業(?)から色々話しかけられやられましたか?」と。
案の定、その通りでした。
今は色々な人が色々なことを言います。この事だけでなく何かの折に相談できるルートは作っておきたいですね。

確認作業でもう1点。

屋根の谷間の銅製鉄板、やはり腐食による穴があいてました。


Hさんに現状と納まりなどを相談し補修作業とさせて頂きました。
指田建設 Kazuri